吉田：ご自分のお店を開かれてからとくに大事にされていることなどはありますか。

山﨑：数ある楽器の中からマンドリン、クラシックギターを手にされた皆様に寄り添って、どれだけ長く演奏や音楽を楽しんでいただけるかを一緒に考えることを大切に思っております。 楽しみ方は多種多様にありますので、おこがましいですがそういったことのご提案やサポートができれば…と。

吉田：お店は確かに楽器を売るだけでなく、関係者の交流拠点、サロンとしての機能も果たしていると思いますが、「やっていて良かった」と思うのはとくにどんな時ですか。

山﨑：「お店に来たら、いろんな情報が得られて楽しかった！」と言っていただけると本当に嬉しいです。 お客様といろんな情報や意見を共有することが、今後のマンドリン界を支える一端になると感じています。 今はネットでの情報が主流かもしれませんが、実際にお会いしての会話はお互いの熱量も伝わりますし、話も発展してアイデアが生まれたり、とにかくこちらも発見が多いです。 多分店側にも「敷居が高い」と思わせる問題点があるかもしれませんが、買い物より遊びに来ていただく感覚でいらしてくださるとありがたいです。